TOP > 人気記事 > 今週の為替レート予想(2015年6月15日、AUD/JPY)

今週の為替レート予想(2015年6月15日、AUD/JPY)

2015/06/15


毎週月曜日に相場予想をお届けしています。今週は豪ドル/円(AUD/JPY)をお届けします。最初に、最近数か月間のAUD/JPYの値動きをご覧ください。




このチャートを見ると、最近2か月間くらい、AUD/JPYは円安にも円高にもならず、ボックス相場になっていることが分かります。範囲は94円半ば~97円くらいです。

このような相場はループイフダンなどのトラップ系の取引が得意とする相場です。しかし、いつまでもボックス相場が続くわけではないところが難しいところです。そこで、いつボックス相場が終了するのかを考える方法のひとつをご紹介します。 

 

通貨ペアを分割する


外国為替相場は米ドルを中心に動いています。そこで、為替レート分析も米ドルを中心にして分析しようという考え方です。

AUD/JPYを、米ドルを含んだ通貨ペアに分解しましょう。すると、豪ドル/米ドル(AUD/USD)と米ドル/円(USD/JPY)になります。下の図を参考にしてください。AUD/USDとUSD/JPYの掛け算をすると、USDが打ち消しあってAUD/JPYとなります。

すなわち、AUD/USDとUSD/JPYを分析すれば、AUD/JPYの予想ができるということです。また、AUD/JPYがどのような原因で動いているのかを考えることもできます。



そこで、USD/JPYから順にチャート分析を試みます。

 

USD/JPY


5月半ばにボックス相場から円安方向に抜けました。目標値の一つとして126円前後を想定していましたが、125円80銭あたりまで円安になりました。
→ 今週の為替レート予想(2015年6月1日、USD/JPYの最大円安目途は?)

その後、日銀総裁の発言をきっかけにして大きく円高に振れた後、再び円安方向に動いています。今後の値動きが読みづらい展開となっています。為替レートの変動率も大きくなっているように見えます。

筆者の相場分析方法では、今後円安になるとも円高になるとも判断できない状態です。ただし、日銀総裁の発言後の円高への振れ方を見ると、現在のところ、126円を超えて大きく円安になる勢いはないように思います。
→ 日銀総裁の発言と、6月10日のUSD/JPYの円高を考える

円高になる場合は、5月まで形成していたボックス相場の上限であるUSD/JPY=121円前後が壁になりやすいと考えます。5月まで機能していた上限としての壁が、今度は下限の壁として機能するという考えです。

 

AUD/USD


では、AUD/USDの値動きはどうでしょうか。チャートをご覧ください。



2015年2月から4月半ばにかけてボックス相場を形成していました。その後米ドル安方向に動くかと思われましたが、失速して元のボックス相場に戻っています。

USD/JPYでは上昇したのに、AUD/USDでは下落しました。この二つの値動きがお互いを打ち消しあっているため、AUD/JPYはボックス相場を展開しているという結果です。

AUD/USDは再びボックス相場に戻りましたので、今後もしばらくボックス相場内で推移すると考えることが可能です。AUD/USD=0.75半ば~0.79あたりが心地の良い位置なのかもしれません。


AUD/USDはボックス相場を形成すると考えますと、今後のAUD/JPYの値動きはUSD/JPYの値動きに依存すると考えられます。USD/JPYの今後の値動きを注視する必要があるでしょう。また、AUD/USDがボックス相場を離れて動く可能性もありますので、こちらも随時確認しましょう。
 

今回はAUD/JPYの分析をしましたが、結果として3通貨ペアの分析をすることになりました。AUD/JPY、AUD/USDそしてUSD/JPYです。

3通貨ペアの連動性を考えながら分析したのですが、チャート画面を切り替えて1通貨ペアずつ検討していると、分析が煩雑になるかもしれません。視認性も良くありません。そこで、1つのチャート画面に複数のチャートを同時に表示できれば、画面の切り替えを必要最小限に抑えて分析できますし、分かりやすいです。

DMMFXの比較チャート機能を使うと、現在見ているチャートにFXやCFDのチャートを重ねて分析することができます。為替と金(きん)や原油の連動性が時々噂されることがあります。これが事実かどうかを確認する手段としても有用でしょう。
 
  本記事の目的は情報提供であり、投資助言または投資勧誘等を行うものではありません。本記事の情報は、その完全性・正確性・有用性について保証しません。 本記事の閲覧者が、本記事の情報を直接または間接に利用したことで被ったいかなる損害についても、本サイト運営者及び本記事執筆者は一切の責任を負いません。

著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

関連記事