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今週の為替レート予想(2015年6月29日、ユーロはどうなる?)

2015/06/29


毎週月曜日に相場予想をお届けしています。今回は、重要な局面を迎えているユーロを考察しましょう。最初に、チャートで確認します。


為替レートは市場参加者のあらゆる思惑が凝縮された結果として出てきますから、先週金曜日までのユーロについて市場がどのように考えているのかを読み取ってみましょう。


1. ユーロ/米ドル(EUR/USD)

下のチャートをご覧ください(楽天証券(旧FXCMジャパン証券)「Trading Station 2」のチャート画面です。以下同じ。)。



EUR/USDはボックス相場を展開しているように見えます。よく見ると、下値が徐々に切り上がっているように見えます。よって、ペナントを形成中だと見ることも可能です。上値はEUR/USD=1.1500あたりに相場の壁があることが確認できます。この壁は比較的強力な壁のように見えます。

ユーロが弱くなってEUR/USDが下落方向に向かうと想定する場合、ボックス相場の下限であるEUR/USD=1.0500あたりが目途になりそうです。


2. ユーロ/円(EUR/JPY) 

下のチャートをご覧ください。



EUR/JPYはEUR/USDと異なり、上昇トレンドにあると判定できます。しかし、6月5日以降は踊り場のような感じとなっており、これから再び上昇に向かうのか下落に転換するのかを待つことになります。

しかし、ユーロ圏の混乱を嫌気してトレンドが円高に転換すると想定しますと、円高目途は以下のチャートの白い補助線あたりとなります。すなわち、127円台、133円くらい、136円台です。



実際には、136円台の壁は存在しないかのようにあっさり突き抜けています。早朝時点のEUR/JPYは134円台半ばです。

 

ギリシャ情勢はどうなっているのか?


私たちはニュースでしかギリシャ情勢を把握することができません。そこで、報道されている内容で現状をまとめます。この記事が掲載された直後に事態が急変するという可能性もありますから、報道内容に注意を払いましょう。

1. 債権団とギリシャの協議が決裂した

ユーロなど、ギリシャにお金を貸している国々は、ただお金を返しなさいと言っているだけです。返済条件も当初の条件を変更して緩やかにしています。一方のギリシャは、債権団に対して厳しい言葉を投げかけて反発しています。「借りたら返せ」は当然のことだと思うのですが、それはギリシャには当てはまらないようです。


2. 債権団は、6月30日で有効期限が切れる支援策の延長をしないと決めた。

要するに、7月のIMFへの返済が滞る可能性があるということです。すなわち、デフォルトです。支援を申し出る国や機関があればデフォルトを回避できるでしょうが、それを期待するのは難しいかもしれません。


3. ギリシャは、7月5日に、債権団の提案を受け入れるかどうかについて国民投票を実施する。

支援策が終了した後ではありますが、債権団の提案を受け入れるかどうかを国民に問う投票が7月5日(日)に実施されます。この結果によっては、再び大きな変動があるかもしれません。


4. 銀行のATMに国民が列をなした。

私がギリシャ国民だったとしたら、この事態に至る前に、銀行に行って全ての預金を下ろします。銀行は預金と同額のお金を持っているわけではありません。預金額に比べてわずかな現金しか持っていないことが通常です。取り付け騒ぎが起きれば、一気に資金が底をつきます。

土曜日には「銀行は休業しない」と政府要人が発言していたようですが、結局、月曜日は営業できないようです。


5. デフォルトとユーロ圏離脱は別の問題

デフォルトとはすなわちギリシャのユーロ圏離脱だというイメージがあるかもしれませんが、デフォルトとユーロ圏離脱はイコールではありません。デフォルトした後も、何らかの方策を採用することでギリシャがユーロ圏にとどまる可能性もあるでしょう。

しかし、ギリシャとユーロ圏の間には信頼関係がないように見えますし、離脱する可能性もあるでしょう。

 

ユーロの混乱に乗じて稼ぐツールは?


このような混乱期は、とにかく情報を早く仕入れて分析し、必要とあらばスキャルピングのような取引をすることも必要になるかもしれません。買って長期でのんびり待つという選択は難しいかもしれません。

FX業者は取引システムに負担を与える高頻度取引を禁止していますが、スキャルピングのような取引であっても、JFXならば歓迎しています。

ユーロを狙って取引するには気合が必要ですが、そのような気合を持ち合わせている場合は、JFXで高頻度取引などで利益を狙ってみるのも面白いかもしれません。
 
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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