TOP > 人気記事 > 今週の為替レート予想(2015年8月10日、豪ドル/円(AUD/JPY))

今週の為替レート予想(2015年8月10日、豪ドル/円(AUD/JPY))

2015/08/10


毎週月曜日に相場予想をお届けしています。先週、豪ドルに大きな動きがありましたので確認しましょう。最初に、豪ドル/円(AUD/JPY)の日足チャートをご覧ください。チャートは楽天証券(旧FXCMジャパン証券)「FX Trading Station 2」から引用しました。




89円~90円あたりを底にしてボックス相場を形成していました。全体的なトレンドは円高方向でしたので、89円~90円の相場の壁は強力だと認識しつつも、この壁を突破して円高になる可能性があると予想していました。しかし、火曜日に一気の円安を見せました。

その後も直近高値圏で推移しています。

では、火曜日に何があったのか?です。その日は、豪州準備銀行(オーストラリアの中央銀行)による政策金利発表日でした。結果は、2.0%で変化なし。オーストラリア史上最低水準の政策金利を維持しました。

これだけでは上昇の理由が分かりません。そこで、政策金利発表と同時に公表された文書を読んでみます。・・・しかし、これを読んでも分かりません。というのは、前回の政策金利発表時に公表された文書と比較しなければ分からないのです。

そこで、比較します。すると、前回の文書にはあったはずの重要な文章が、最新の文書から完全に削除されていることが分かります。その部分を翻訳しますと、以下の通りです。


「豪ドルは米ドルに対して、ここ1年で著しく下落した。しかし、通貨バスケットに対してはあまり下落していない。主要商品価格の下落を考慮すれば、更なる豪ドルの下落があり得るし、また、下落が必要だと思われる。」


市場は、この文章がなくなったことに敏感に反応した、というわけです。豪州準備銀行は、更なる豪ドルの下落を希望していないのでは?ということは、今までの下落の反動で豪ドルが上昇するか?・・・という連想が働いたのかもしれません。

外国為替市場には多様なプレーヤーがいますが、各国中銀はその中でも最強クラスのプレーヤーです。そのような中銀が豪ドルを弱く誘導する文言を削除したとなれば、豪ドルが上昇したのはうなずける結果です。


しかし、豪ドルが上昇したといっても、ボックス相場の範囲を超えてどんどん突き進んでいったわけではありません。ここで、ボックス相場の範囲を分かりやすくするために、補助線を2本引いたチャートをご覧ください。



こうして補助線を2本引きますと、為替レート推移について考察するのにチャート分析は重要なんだな、と良く分かります。チャート分析があると、火曜日に上昇してもボックス相場の上限でピタリと止まった理由が分かります。

しかし、チャート分析をしないと、なぜこの水準で値動きが止まったのか、さっぱり分からないかもしれません。


さて、上の補助線を引いたチャートをよく見ますと、最新の足(先週金曜日の足)の終値が、ボックス相場の上限を超えているように見えます。そう見えるだけで実はまだ超えていないという可能性もありますが、雑念を排して眺めると、上限を超えているように見えます。

そこで、ボックス相場の上限を超えたと仮定しましょう。目標値をどこに置けば良いでしょうか。



上のチャートで補助線を2本引きました。この辺りを目標値にできるかもしれません。あるいは、このコーナーおなじみの分析方法を使ってみましょう。



こちらの分析方法を使うと、目標値はあまり遠くありません。むしろ、すぐ近くです。今まで円高トレンドでした。そして、現在もまだ円高トレンドが有効だとするならば、この近い目標値もあり得ると考えられます。

遠くの目標値を目指して大きく稼ぎたいところですが、そうでない結果になっても対応できるようにしましょう。

**********

最後に、AUD/JPYのスプレッドが狭いFX口座の紹介です。標準スプレッド制を採用している中で業界最小水準のスプレッドは0.7銭でしょう。DMMFXがこのスプレッドを提示しています。少しでもスプレッドが小さい業者で取引して、コストを減らしましょう。
 
  本記事の目的は情報提供であり、投資助言または投資勧誘等を行うものではありません。本記事の情報は、その完全性・正確性・有用性について保証しません。 本記事の閲覧者が、本記事の情報を直接または間接に利用したことで被ったいかなる損害についても、本サイト運営者及び本記事執筆者は一切の責任を負いません。

著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

関連記事