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スイスショック後、ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)はどうなった?

2015/08/13


2015年1月15日木曜日、それは突然やってきました。一直線に急降下するチャート。ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)をはじめとして、スイスフランを含むあらゆる通貨ペアにおいて、スイスフランが一気に急騰しました。


スイス国立銀行(スイスの中央銀行)が、それまで死守してきたEUR/CHF=1.2の防衛ラインをいきなり廃止したのでした。

預入証拠金よりも多額の損失を被ったトレーダーも多いようで、破産またはそれに近い状態に追い込まれてしまったFX業者も複数出ました。

不幸中の幸いだったのは、この重大な政策変更が木曜日だったということです。極めて重要な政策変更が行われる場合は、土曜日や日曜日に公表されることが少なくありません。休日中に発表することにより、市場参加者が事実を消化するための時間を確保し、相場に必要以上のインパクトを与えないためなのかもしれません。

しかし、この政策変更発表は木曜日でした。このため、適切に損切りを設定していたために難を逃れたという人も多かったことでしょう。土日に発表されていたら、月曜日は巨大な窓が開いてしまったかもしれません。

下のチャートは、EUR/CHFの一気の下落の様子です(日足チャートは楽天証券(旧FXCMジャパン証券)「FX Trading Station 2」より引用)。



2,000pips以上の変動が1日で実現しました。大変な幅の変動です。1日の変動幅があまりに大きいので、それ以前の変動の様子を目視で確認することが難しいです・・・ということは、この動きを捉えて、わずか1日で億万長者になったという人がいたかもしれません(残念ながら、筆者はこの動きで損した側です)。
 

さて、そのような「大惨事」となったスイスフラン。その後、どうなったでしょうか。EUR/CHFで確認しましょう。 



1日で2,000pipsも一気に下落するくらいだから、その後も大変動を継続しているかも?と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、実際には比較的穏やかな動きになっているといえるかもしれません。

2015年2月以降の価格変動幅は以下の通りです。

最高値: 1.090前後
最低値: 1.025前後

すなわち、半年程度で650pipsほどの値動きだということです。2015年1月15日の大変動がウソのような状態です。

値動きをよく見ると、多くの期間でEUR/CHF=1.025~1.050くらいを推移していたことが分かります。しかし、7月後半から上昇トレンドが形成されているように見えます。

このトレンドがこれからも続くのか、再び下落に転じるのか不明です。しかし、この上昇の原因の一つとして、ギリシャ問題の一応の収束をあげることができるでしょう。

国民投票まで実施して混乱を極めたギリシャですが、現在はニュースで報道されることも少なくなり、ギリシャ問題の記憶が薄れつつあるという人も少なくないことでしょう。ユーロに対する行き過ぎた悲観論が後退したことが、ユーロの上昇となって表現されている可能性があります。

では、このまま長期的にユーロは復活するのか?といえば、まだいくつも山があるだろうと思います。

今回のギリシャの支援は期限付きです。その期限切れが近づいてきたとき、再び混乱がやってくるかもしれません。数年先の話ですから忘れそうになるかもしれませんが、忘れてしまわないよう記憶にとどめて、リスク管理を整えましょう。
 

最後に、FXCMジャパンでのEUR/CHFのスプレッドです。上のような混乱を極めた通貨ペアですから、スプレッドを広くしたFX業者が複数あります。しかし、FXCMジャパンはインターバンク市場のレートをそのまま提供しますので、EUR/CHFでも狭いスプレッドでトレード可能です。

具体的には、1pip前後でトレード可能です。インターバンク市場のレートをそのまま利用できるというのは、とても大きな利点だと分かります。スイスフラン含みの通貨ペアでトレードするならば、FXCMジャパンが候補になるでしょう。
 
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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