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今週の為替レート予想(2015年8月17日、AUD/JPY:予想は難しい!)

2015/08/17


毎週月曜日に相場予想をお届けしています。今週も、大きな値動きがあった豪ドル/円(AUD/JPY)についてお届けします。


先週、この欄でAUD/JPYは円安になる可能性がある旨を書きました。実際にAUD/JPYは上昇していました。8月11日午前までは。 ある「事件」をきっかけにして急激に円高になりました。下の日足チャートをご覧ください。楽天証券(旧FXCMジャパン証券)のチャートからの引用です。



白の矢印部分で急激に円高になっています。このとき、中国が人民元の切り下げ(=人民元の価値を低下させる)と発表したのでした。日足では状況が分かりづらいので、1時間足で確認しましょう。



中国の発表があるまでは、上下動しながらも全体としては円安に動いていました。先週、AUD/JPYは円安になる可能性があると予想したのですが、その確率は比較的高いと考えていました。

が・・・、白矢印の部分で急落下しました。

人民元の切り下げはこの1回で終わらず、次の日も実行されました。このため、比較的大きな円高になったのですが、終値としては円高にならず、長いヒゲが出ました。

ここに、チャート分析の限界を感じます。

どれだけ完璧なチャート分析を追究しても、外国為替市場での最大のプレーヤーである国家が行動すれば、全てのチャート分析は無駄だと思えるような動きになることがあります。

では、チャート分析は無駄で、ファンダメンタルズ分析のほうが優れているのか?と言われれば、それはNOでしょう。両者はそれぞれ得意とする分野が異なるのであり、相互補完的であると思います。

結局のところ、チャート分析を頼りに日々のトレードをすることが多くても、トレード数量は資金に比べて十分に小さくするということが必要になります。いつも正解できるとは限らないチャート分析です。国家の突然の行動は予測不可能です。このため、あっと驚くことになっても損失は限られたものにすることが大切でしょう。


では、この動きが生じたのはAUD/JPYだけでしょうか。他の通貨ペアはどうだったでしょうか。例として、米ドル/円(USD/JPY)を確認しましょう。下のチャートは、USD/JPYの日足チャートです。



人民元の切り下げがあったのは・・・どこ?という感じです。8月11日のことですからチャートの右端のほうなのですが、特に何かあったようには見えません。むしろ、5月下旬の円安への動きや、7月半ばの円高に注意がいってしまいます。


なぜ、豪ドルは中国の動静にこのように反応してしまうのでしょうか。

しばしば、オーストラリアと中国の経済的結びつきの強さを指摘されます。21世紀に入ってから両国の貿易での結びつきはとても強くなりました。そこで、中国が風邪を引いてしまたら、オーストラリアも同じく風邪をひいてしまうという考えです。

しかし、それを言うならば、日本も同様でないのはなぜだ・・・?と、少々不思議に思います。貿易上の結びつきは、日中も相当なものです。現在では、中国の爆買いが日本の小売業界の業績にも大きな影響を与えています。

このような疑問に対しては、「中国が動いたら豪ドルを買え・売れ」が現在の為替市場のトレンドなんだろうな、と理解することにしています。すなわち、実際の姿以上に市場が大げさに反応しているという理解です。
 

さて、今週以降のAUD/JPYですが、再びボックス相場で推移しています。次の何らかのシグナルが出現するまでは、ボックス相場で推移すると予想します。

このようなボックス相場では、スイングトレードはなかなか難しいかもしれません。デイトレードだと対応できそうですが、働いている・学校に行っているという場合は、自由にトレードできないものです。

このような時は、ループイフダンで勝手に利食いをどんどん繰り返してもらうという選択肢があります。特定の幅で数多くの買い注文を出すことにより、同様に数多くの利食いを狙うトレード方法です。

ループイフダンについては、このコーナーの過去記事に為替達之介氏による検証記事(3回シリーズ)がありますので、ぜひそちらをご覧ください。 

→ 「アイネット証券」ループイフダン vs M2J「トラリピ」(通貨ペア数など取引条件で比較)
 
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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