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今週の為替レート予想(2015年10月12日、USD/JPY、単純移動平均線で考察)

2015/10/12


毎週月曜日に相場予想をお届けしています。先週、3回にわたって移動平均線を考察しました。そこで今回は、単純移動平均線を使って米ドル/円(USD/JPY)の相場予想をしてみましょう。


 

米ドル/円(USD/JPY)の日足の値動き


最初に、USD/JPYの日足チャートをご覧ください。下のキャプチャは、楽天証券(旧FXCMジャパン証券)のチャートから引用しました。



8月24日(月)に大きく円高になった後、値動きが次第になくなっていく様子が分かります。値動きがないといっても、1日の高値と安値の差を計算しますと比較的大きな動きを維持しているのですが、8月24日前後の値動きが大きすぎて、その後の動きがないように見えてしまいます。

値動きがないように見えるもう一つの理由は、USD/JPY=120円を中心とするあたりで為替レートが動いていることでしょう。多少なりとも右肩上がり、または右肩下がりで推移すれば、値動きを実感することができるでしょう。

そして、USD/JPY=120円あたりでずっと値動きが続いていますので、トレンドを狙ったトレードは難しくなります。デイトレードまたはボックス相場で活躍できるリピート系のトレードを採用することが候補となるでしょう。


では、上のチャートに移動平均線を追加しましょう。



白い線: 9日単純移動平均線
黄色の線:21日単純移動平均線

移動平均線を重ねても、やはり8月25日以降の値動きは読みづらいです。2本の移動平均線がほぼ重なっているという状態です。

移動平均線はトレンド系インジケーターです。すなわち、トレンドがない相場では使いづらいということです。そこで、直近の値動きを予想しようという場合、移動平均線はその能力を発揮できないということになります。

ただし、次にトレンドができるときには、9日移動平均線が先に大きく動くでしょう。そこが取引開始のタイミングとなり得ます。ダマシの可能性もありますから全力でトレードすることは難しいでしょうが、預入証拠金の額と相談しながら、十分に少ない数量でトレードできるかもしれません。


次に、移動平均線の有効性を探ってみましょう。下のチャートをご覧ください。



矢印と数字を3つ追加しました。順に確認しましょう。

1:
矢印の終値の部分で、売りシグナルが出ました。そこで、次の足の始値で売ったとしましょう。順調に為替レートが下落している様子が分かります。

問題は、どこで決済するか?です。9日移動平均線が21日移動平均線を下から上に抜けた場面で決済すると、損切りになってしまいます。トレード開始後の推移は希望通りに進んでいますから、利食いの方法を考える必要があるでしょう。

2:
こちらも、上の1と同じような問題を抱えています。シグナルが出て買った後、いったんは円高になるものの概ね上昇しています。利食いできるかどうかは、どこで決済するかにかかっています。

3:
3の部分で売りシグナルが出ています。ここで売ることができれば、1日で巨大な利食いが可能でした。

ただし、9日移動平均線が21日移動平均線を下回ったということですが、その差はほんのわずかです。タッチの差で辛うじて売りシグナルが出たという状態ですので、楽天証券(旧FXCMジャパン証券)を使っていない場合は、その次の足で売りシグナルが出た可能性があります。

その次の足とは8月24日の巨大な円高の足です。

いくらシグナルが出ているからと言って、8月24日の終値を見てから売りで仕掛けるのは勇気が要る行動でしょう。売る場合は、いつも以上に取引数量を控えめにする必要があると考えます。


以上のように考えると、移動平均線を使ったトレードは、トレード開始タイミングとともに決済タイミングも重要だと分かります。上の3例を見ると、トレードしている方向と逆方向のシグナルが出てから決済するのでは少々遅い・・・という予想ができます。

楽天証券(旧FXCMジャパン証券)では数多くの移動平均線を使用できます。単純移動平均で克服できなかった上の諸問題を解決できる移動平均線があるかもしれません。チャートを眺めていろいろ試してみてください。
 
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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