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今週の為替レート予想(2015年10月26日、ユーロ/米ドル(EUR/USD))

2015/10/26


毎週月曜日に相場予想をお届けしています。先週、ユーロが大きく動きました。これに関連して、本日はユーロ/米ドル(EUR/USD)を概観しましょう。


 

先週、ユーロに何があった?


先週は欧州中央銀行(ECB)による政策金利発表がありました。政策金利は据え置きで0.05%という超低空飛行が継続されますが、政策金利発表後に行われたドラギ総裁の記者会見を受けて相場が大荒れとなりました。

ドラギ総裁の発言要旨を一言で書くならば、「12月に金融緩和について(拡大方向で)再点検する」ということです。

市場はこの内容を予想していなかったようで、ユーロは他の通貨に対して大幅に安くなりました。結果として米ドルがユーロに対して大幅に強くなったため、その影響を受けてか、米ドル/円(USD/JPY)は大幅円安となっています。

 

ユーロ/米ドル(EUR/USD)の日足


最初に、ユーロ/米ドル(EUR/USD)の日足チャートを確認しましょう。チャートのキャプチャは楽天証券(旧FXCMジャパン証券)から引用しています。 



画面の都合で、横方向に少々圧縮したチャートを掲載します。 ユーロ/米ドル(EUR/USD)はボックス相場のような動きをしていますが、どちらかといえば上昇しているように見えます。しかし、一番右のところで急落している様子がよくわかります。

これに補助線を追加しましょう。


 
右肩上がりの下値支持線を書くことができます。そして、右端の部分でその支持線を下回った様子もよくわかります。ということは、今後のユーロ/米ドル(EUR/USD)は下落トレンドと考えてもよいのでしょうか。

週足でも検証してみましょう。 

 

ユーロ/米ドル(EUR/USD)の週足


次に、週足の様子を確認しましょう。



週足を見ると、ペナント(三角保ち合い)が形成されているのでは?とみることができます。すなわち、以下のように補助線を引くことができます。



ペナントとは、上下2本の補助線が次第に近づいていって、最終的には交差してしまうような状況を指します。

そして、一番右の黄色矢印の部分で、ペナントを下方向に抜けたということです。ペナントが形成されているときに、為替レートが補助線を超えて上または下方向に抜けていくとき、その方向にトレンドができやすいというチャート分析方法があります。

これを採用するならば、今後のユーロ/米ドル(EUR/USD)は下落ということになります。

今後のユーロ圏は金融緩和が拡大されるかもしれません。一方、米国は政策金利引き上げ時期が焦点となっており、金融緩和拡大とは逆の方向です。これが素直に相場に表現されるならば・・・(素直でないことが多いのが困るのですが)・・・今後は下落の可能性があるということになります。


なお、補助線の引き方について、下のようにすることもできるでしょう。



上下2本を水平に書く場合です。この場合、まだボックス相場から抜けていないという考え方になります。もうしばらく下落余地があるものの、その後に反発するのか、ボックス相場を抜けるのか。チャートをよく眺めて考えることになります。


いずれにしましても、現在のユーロ/米ドル(EUR/USD)は下落方向に注意を向けてよい時期だろうと思います。あとは、それが本物か偽物か、チャートを注視しましょう。
 

最近のFX業者間のスプレッドを狭くする競争は、一時期に比べば落ち着いてきたような印象があります。しかし、まだ終わったわけではありません。先日、ヒロセ通商(LION FX)が、ユーロ/米ドル(EUR/USD)のスプレッドを狭くすると発表しました。

(旧) 0.7pips
(新) 0.5pips

この変更により、GMOクリック証券と肩を並べました。GMOクリック証券もユーロ/米ドル(EUR/USD)のスプレッドは0.5pipsです。

スプレッドとはすなわちコストですから、少しでもスプレッドが狭いFX口座で取引したいです。デイトレードならば0.1pipの差が損益に大きく影響しますから、これらの口座を使うことを選択肢に入れたいです。スイングトレードでも、スプレッドが狭いほうが良いことはもちろんです。

システムの使いやすさが自分の好みに合っているか、なども業者選択基準となりますが、スプレッドについてもしっかり確認しましょう。
   
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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