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ロスカットされる基準は?|FXレア情報9

2014/08/27


FXにはレバレッジ規制があります。日本で認められた最大レバレッジは25倍です。FXをたしなむ方にとって、これは良く知られた数字でしょう。100倍まで取引できた頃が懐かしい・・・という方もいらっしゃるでしょう。

では、強制清算、すなわち強制ロスカットされる基準はどうでしょう。自分が取引している会社の基準をご存知でしょうか。

・ 実質的なレバレッジが25倍を超えた時点で強制ロスカットじゃないの?
・ 25倍はポジションを建てるときの基準だから、強制ロスカットの基準は違うんじゃない?
・ 実質的なレバレッジが50倍くらいまでは強制ロスカットされずに済むのでは?

色々な予想ができると思いますが、一言でいえばこうです。


○ 会社ごとに異なる


レバレッジは25倍以下で各社がサービスを展開していますが、強制ロスカット基準は会社ごとに異なります。このため、いつ強制ロスカットされるの?という質問に対して即答できなかったとしても、むしろ当然だろうと思います。

高レバレッジで取引されている方は細かくチェックしているかもしれません。しかし、低レバレッジの方は強制ロスカットについて全く想定していないかもしれません。

しかし、第二のリーマンショックが来てから心配になって確認しようとしても、それは無理かもしれません。
・ 為替レートの大変動に意識を取られてしまう。
・ ウェブサイトでゆっくり検索できる精神状態でないかもしれない。
・ 確認した後で、自分のポジションと照らし合わせて最善の策を考える余裕があるだろうか? 

そこで今回は、各社の強制ロスカット基準について概観しましょう。
 

まずは、強制ロスカットとは何か?を簡単に確認しましょう。
強制ロスカットとは、ある程度以上の損失を被ったときに、自動でポジションを清算する仕組みです。

なぜこの制度が存在するかと言えば、預け入れた証拠金以上に損失が膨らんでしまわないようにするためです。10万円を証拠金として預けていて15万円損してしまったら、5万円が借金になってしまいます。
FXサービスを提供する会社としても、顧客から借金を回収するのは大変な労力を要します。

そこで、損失が預け入れた証拠金の範囲内でとどまるように、強制ロスカットの制度があります。


では、本題に入りましょう。強制ロスカットの基準について概観しましょう。
各社ごとに異なるため、全て書くことはできません。そこで、いくつかの会社を例にして眺めましょう。 


(1) FXCM(スタンダード口座)の場合                          

預け入れた証拠金に評価損益を加えた額が、維持証拠金の額以下になったら、全てのポジションが強制清算されます。これを図にすると、以下の通りです。



この場合、レバレッジ25倍の基準と強制ロスカットの基準となる数字が同じですので、分かりやすいです。
しかし、気を付けるべき点があります。それは、レバレッジがちょうど25倍というギリギリの状態でポジションを建てると、即座に強制ロスカットされる可能性があるということです。


(2) DMM.com (DMMFX) の場合                            

毎営業日のマーケットクローズ後の判定において、証拠金維持率が100%を下回った場合、一定の期間(およそ1日)内に100%を上回るようにしなければなりません。
また、証拠金維持率が50%を下回るとき、強制的にロスカットされます。

これを図にすると、以下の通りです。



(3) YJFX(外貨ex)の場合                                 

維持証拠金率が50%を下回ると、ロスカットアラート(警告メール)が発信されます。そして、20%を下回ると、強制ロスカットされます。これを図にすると、以下の通りです。マーケットクローズ後の判定で100%を下回っていたら追加の証拠金が必要となるのは、FMMFXと同様です。


 

3社の場合を概観しましたが、その他の会社も取扱いは異なります。
では、上記の3社でどこが最も有利なのでしょうか。

トレードする人によって異なるとは思いますが、どこが有利でどこが不利ということはありません。


例えば、FXCMの場合、他の2社に比べて証拠金にまだ余裕がある段階で強制ロスカットされます。
しかし、その分だけ、顧客が借金を抱えてしまう可能性が低くなります。

リーマンショック級の大変動が再びやってくる場合でも、借金を抱えることなく、強制ロスカットのおかげで少しだけお金が返ってくる、そんな状況も想定可能です。


一方、YJFXの場合はどうでしょうか。 
維持証拠金率が20%未満になったら強制ロスカットです。すなわち、25倍という制限ギリギリのレバレッジで取引しても、強制ロスカットされるレートまでは余裕があります。
高レバレッジで取引することが得意な顧客にとって有意義な制度でしょうが、営業日を超えてポジションを持たないようにしましょう。追証が必要になってしまいます。

また、レバレッジ25倍で取引して含み損がある状態を想定してみましょう。この状態で大相場に見舞われるとき、預入証拠金以上の損失を計上するかもしれません。 
すると、借金を抱えることになります。


いずれにしましても、強制ロスカットされるかどうかというギリギリの状態でトレードすることはお勧めできません。資金に余裕を持つことは、精神的な余裕を持つことにもつながります。精神的な余裕は、適切な判断を下すために必要です。

余裕のある取引を心がけましょう。 

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9 ロスカットされる基準は?


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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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