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AUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)分析…マイナー通貨ペアも強いJFX

2014/10/13


FX通貨ペア分析の2通貨目です。今回は、AUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)を概観しましょう。

このFX通貨ペア分析シリーズでは、機会があればUSD/JPYなど円を含んだ主要通貨ペアをご紹介するかもしれませんが、一般的には馴染みがあまりないかもしれない通貨ペアを先に紹介します。

と言いますのは、USD/JPYの分析は様々なサイトで多く紹介されているためです。さらにここでご紹介できる情報は多くはありません。新たな発見や「おお!そうか!」といった新鮮な驚きを提供できそうな通貨ペアを中心にお届けします。

冒頭から話がそれました。では、本題に移りましょう。
 

最初に、オーストラリアとニュージーランドという国を概観しましょう。下の地図をご覧ください。
(地図はCraft MAPから引用)



オーストラリアとニュージーランドは近くにあります。そして、似た点がいくつもあります。

・ 先進諸国の一員である
・ 米国を含むアジア・太平洋地域での外交や貿易等を重視している
・ 主要格付会社から高い格付を取得している
・ 高金利である
・ 第一次産業が活発である
  オーストラリア: 鉱業(鉄鉱石、石炭、金)等
  ニュージーランド: 酪農、木材等 

第一次産業が経済の中心的位置を占めるということは、市況による経済のブレが大きくなる懸念があります。酪農については動物相手ですから、エサ・天候・疾病などのリスクがあります。

しかしながら、世界の人口は増え続けています。すると、人々はより多くのモノを必要とします。このため、第一次産業の産品は長期的に見て価格が上昇を続ける可能性があります。それはすなわち、両国にとって経済的繁栄の可能性を示唆するものです。


上記のように似た政治・経済を持っていますので、為替レートの動きが小さくなるのではなかろうか?と予想できます。では、実際に長期チャートを見てみましょう。



過去20年ほどの値動きの特徴は以下の通りです。

(1) 高値と安値の差は3,000pipsほどしかありません。              
AUD/CADの記事で、他の通貨ペアの高値と安値の差をご紹介しました。もう一度見てみましょう。

USD/JPY: 70円(7,000銭)くらい
EUR/JPY: 75円(7,500銭)くらい
GBP/JPY: 130円(13,000銭)くらい
AUD/CAD: 3,500pipsくらい 

先の記事でAUD/CADは高値と安値の差が小さいと紹介しました。AUD/NZDはそれをさらに下回っています。
値動きの小ささに特徴があります。


(2) 高値と安値の間を行ったり来たりしています。                  

どこか特定のレートに張り付いているのではなく、3,000pipsの間で大きく行ったり来たりしています。2008年のリーマンショックのときの為替レートは、他の通貨ペアと比べると明らかに動きが小さいです。

チャートを見るだけでは、2008年に世界的な大事件があったということを判断することが難しいです。


(3) AUD/NZD=1.05~1.075の辺りの相場の壁が強烈です。          

相場の壁に為替レートが到達すると、跳ね返されたり値動きがボックス圏のようになったりしやすくなります。この相場の壁が、1.05~1.075あたりにあることが分かります。
具体的には、1995年、2003年~2005年そして2014年です。

2014年の値動きをみると、この相場の壁は強烈だということが分かります。
というのは、現在のオーストラリアは景気が停滞気味なのに対し、ニュージーランドは好景気です。好景気であるため、政策金利を段階的に引き上げているのです。

素直にこれを読むなら、AUD/NZDは下落して良さそうなものです。しかし、上昇しています。相場の壁の強さを示していると言えるでしょう。
 

では、この動きを反映してトレードする方法の案を考えてみましょう。

・ AUD/NZDが1.3を超えてきたら、その後の大幅下落を待ってショートを狙う案。
・ AUD/NZDが1.075を下回ってきたら、積極的にロングを狙う案。
・ 高値と安値の間の距離が短い割には、為替レートの上下動が大きいように見えます。そこで、トラップ系の取引を狙ってみるのも良いかもしれません。

上の3つを考えると、2014年10月現在はまさに買いのタイミングだと読めます。しかし、その実行は難しいです。というのは、ニュージーランドの政策金利が上昇した結果、AUD/NZDの買いのスワップポイントはマイナスなのです。

スワップポイントがマイナスの状況でロングを建てて、何年もそのポジションを維持できるでしょうか?これは強靭な精神力を必要とするトレードになるでしょう。その精神力を発揮してトレードした結果が負けになるかもしれません。

実際に買うには、もう少し何らかの補強材料が欲しいところでしょう。あるいは、スイングトレードを検討することができるでしょう。スイングトレードならば、スワップポイントのマイナスを無視してトレードすることができます。
 

では最後に、AUD/NZDをどの会社で取引するかを考えてみましょう。
AUD/NZDは多くの会社で取引可能だとは言えません。少ない選択肢の中でご紹介するとすれば、JFXです。スプレッドの目安は2.9pips、取引は1,000通貨単位です。

メジャー通貨ペアでない状況で2.9pipsならば、十分に狭いと言えるでしょう。
FX通貨ペア分析シリーズ
 
1. AUD/CAD(その1) 2. AUD/CAD(その2) 3. AUD/NZD 
4. EUR/GBP 5. EUR/USD 6. 長期トレードの特徴
7. GBP/USD  8. AUD/JPY 9. EUR/NOK
 
10. ZAR/JPY 11. GBP/JPY 12. EUR/PLN
13. EUR/JPY    
     



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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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