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iサイクル注文とは|FX口座開設なら【Trader's Spot】

2014/10/27


想像してみましょう。


今は2014年1月下旬あたりだとします。USD/JPY(ドル/円)でトラップ系の取引をしたいと考えたとします(トラップ系の取引とは、トラリピやループイフダンなどのような取引方法の総称です) 。

あなたの心の声:
「USD/JPYでトラップ系の取引をしたら稼げそうだ。」 
「ボックス圏のように見えるし。」 
「そして、将来は円安になるんじゃないかなあ?だって、アベノミクスだから。」 
「すると、今はボックス圏の範囲でトラップ系の取引を仕掛けて、円安になったら取引の範囲を円安方向に移動すればOK。でも、面倒くさいな。仕事が忙しいし。チャートをいつも確認して、必要になったら注文を変更するのって大変なんだよなあ。」

さて、その後のUSD/JPYの値動きは以下の通りでした。あなたの心の声は見事に的中しました。大成功です!(下のチャートは、2014年1月~2014年10月の値動きです)。



しかし残念なことに、あなたの会社は9月末が決算期で8月~9月が例年以上に忙しく、取引設定を変更する時間がありませんでした。 このため、8月下旬からの円安局面で取引できず、利益獲得機会を逃してしまいました。

・・・だったら、初めから100円~110円の範囲に注文を分散しておけば良いのでは?ということになるかもしれません。しかし、注文を広く分散すると、110円近くに設定した注文はなかなか成立しません。また、110円近くの注文に対応する証拠金を確保する必要がありますから、ボックス圏で設定できる注文の数が限られてしまいます。すなわち、資金効率が悪くなるのです。

あなたの心の声は、しばらくボックス圏でその後円安になるというものでした。ならば、ボックス圏で集中的に発注し、その後に円安になったら注文の範囲も円安方向にずらすほうが大きな利益を得られます。

多くの人にとって、トレードは仕事や勉強に比べれば優先順位が下がります。仕事や勉強を放ってトレードの設定を変えることに時間を費やすことはできません。

こんなときに、iサイクル注文が活躍できるかも知れません。
 

今回は、外為オンラインのiサイクル注文(あい・さいくるちゅうもん)を概観しましょう。iサイクル注文のイメージは下の通りです(外為オンラインから引用)。



画面サイズを小さくしていますので少々見づらいかもしれません。このイメージ図が言いたいのは、「為替レートが注文した範囲を離れて上または下に動くとき、注文の範囲も為替レートの動きに合わせて自動的に動く」 ということです。

為替レートがボックス圏内を動くときのトラップ系の取引は分かりやすいですが、為替レートの動きに合わせて注文が上下動するというのは、どのような仕組でしょうか?ここで確認しましょう。

なお、ここで説明する取引は、分かりやすくするために買いの注文が3つあるという状態と仮定します(売りの注文もできます)。



左側の縦方向に、1~3の数字が並んでいます。これが3つの注文です。最初の注文1は成行買いです。赤で書いた1に注目しましょう。

1を買った後、為替レートが上昇して清算できました(上の図で「売」と書いてある部分)。すると、即座に成行で新規に買いポジションが作られます。図の4です。

4でポジションを作った後も1~3の注文が有効になる場合、全部で注文が4つになってしまいます。そこで、一番下の注文である3の注文を自動で取り消します。こうすることで、注文総数は同じ、為替レートの上昇に伴って注文の範囲を全体的に上に移動することができました。

すなわち、一番上の注文の利益を確定できたら、注文の範囲全体が上昇するということです。


次に、注文が下方向に移動する場合を考えましょう。 



下方向にずれる前提として、損切り注文の発注があります。このiサイクル注文は、成行買いの後で自動でOCO注文を出します。すなわち、システムが利食い注文と損切り注文を同時に出します。

では、注文が下方向に動く様子を上の図を使って考えましょう。

左側に1~3の数字があります。これが当初の3つの買い注文です。最初の1の注文は成行買いです。レートが下がっていくと、注文2、注文3の取引が成立します。さらに下落して、取引1の損切り注文が成立します。

このとき、損切りしたレートで新たに買います。上の図の4です。しかし、そのままでは注文が4つになってしまいます。すなわち、最初の1~3の注文と、新たな4の注文です。そこで、最初の1の位置の注文はもう出しません。こうすることで、注文の範囲が全体的に下に下がります。

一番上のポジションが損切りになってしまうとき、注文の範囲全体が下方向に移動するということです。

上の説明では、為替レートが注文の範囲を超えて上または下に動く場合を考えました。為替レートが注文の範囲内を動く場合は、注文の範囲を移動させる必要がありません。同じ範囲で買いと清算の売りを繰り返します。

次回、もう少し詳しくiサイクル注文を調べていきましょう。

⇒次の記事『iサイクル注文の利点と注意点
 
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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