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iサイクル注文の利点と注意点|FX口座開設なら【Trader's Spot】

2014/10/30


前回「iサイクル注文とは」 の記事で、注文の範囲が為替レートの上下動に伴って動く仕組みを調べました。今回は、この注文がピッタリはまる相場、そこそこの相場、全くダメな相場の3つを概観しましょう(下のイメージ図は外為オンラインから引用)。



1. iサイクル注文がピッタリはまる相場                          
               
ピッタリはまる相場は2種類でしょう。

(1) ボックス圏

iサイクル注文はトラップ系の取引(最下部注)なのですから、為替レートがボックス圏で動くときに最も効率的に利益を稼ぐことができるでしょう。しかし、他のトラップ系の取引でも同じことが言えますので、iサイクル注文だけが特別に有利だというわけではありません。


(2) ボックス圏の後、iサイクル注文で発注した方向に動くとき

このパターンが、iサイクル注文の得意とするところです。下の値動き例を見ながら考えましょう。



この値動きでトラップ系の取引をしようと考える場合、どうしましょうか。
あらかじめ、予想される値動き全てに注文を出す方法があります(赤の補助線で囲まれた範囲)。しかし、それでは注文の範囲がとても広くなる場合があるでしょうし、広い範囲に注文を出せば、注文の密度が小さくなってしまいます。また、注文したけれども成立しなかったという不発の注文が出ることもあるでしょう。

すなわち、効率性が高いとは言い難いです。

では、最初のボックス圏だけトラップ系の取引を仕掛けて、為替レートが上昇したらトラップ系の取引の範囲も上にずらす場合はどうでしょうか。その方法だと、狭い範囲に多くの注文を出せますので、注文の密度が濃くなります。

すなわち、効率が良い方法です。



上の図で言えば、赤い平行な線の間で注文を出します(矢印の範囲)。その後、為替レートが円安傾向になったことを受けて、注文の範囲も円安にずらします。

問題は、注文の範囲をずらす方法です。

手入力で徐々にずらすのも良いですが、仕事や勉強などで忙しい方にとっては難しい作業になることもあるでしょう。何らかの理由で注文の変更が間に合わない場合、利益を得られないということになります。

その点、iサイクル注文は楽な注文です。為替レート上昇の動きに合わせて、注文の範囲が上に自動で動いてくれます。手動で注文を出しなおす必要はありません。

同様の理由で、為替レートが上下動しながらも徐々に上方向に動いていく場合も、iサイクル注文が得意とする相場です。


2. iサイクル注文がある程度機能する相場                       

ここでいう「ある程度」とは、利益をあげられるけれども上の1.ほどではないという状況を指します。その状況は、例えば下の図のように為替レートが動くときです。



買いの注文を出しているとしましょう。
ボックス圏のような動きをしていて利益を獲得できているのですが、時折為替レートが大きく下落する場面があります(赤丸部分)。この時には損切り注文が執行されてしまいます。その分だけ損になります。なお、損切りすると注文の範囲が全体的に円高方向に動きます。

全体としては利益になるのですが、利益獲得速度はゆっくりにならざるを得ないというパターンです。


3. iサイクル注文では全くダメな相場                           

どのような相場でも問題なく稼ぎ続けるトレード方法というものは、おそらく存在しません。このiサイクル注文にも苦手な相場状況があります。

それは、買いの注文を出しているときに為替レートが下落し続ける場合や、それに類似するような相場状況の時です。売りの場合は、その逆です。売りの注文を出しているときに為替レートが上昇し続ける場合や、それに類似するような相場状況の時が苦手です。

買いの注文を出しているので、為替レートがいくらかでも上昇してくれないと利益になりません。しかし、下落しているので損切りばかり成立してしまいます。この場合は、預入証拠金が尽きるまで延々と注文をし続けてしまいますので、発注を終了させなければなりません。

しかし、「買った場合に為替レートが下落したら損する」というのは、この取引方法に限ったことではありません。 「買った場合に為替レートが下落したら利益になる」そんなトレード方法はおそらくないでしょう。

このため、iサイクル注文は自動で働いてくれるので楽な取引方法ではあるものの、相場のトレンドが変わって損する状況になっていないかどうか、時折確認する必要があるでしょう。


(注)トラップ系の取引:
一定の範囲に取引数量の少ない注文を数多く発注し、一つ一つの注文の利益幅を小さく、損切りの幅を大きくする方法。利益は小さくても数多くの取引をすることで大きな利益獲得を目指します。ボックス圏を得意とします。

→ 
iサイクル注文とは

 

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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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