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EUR/NOK(ユーロ/ノルウェークローネ)FX分析

2014/11/10


今回のFX通貨ペア分析は、EUR/NOK(ユーロ/ノルウェークローネ)にしましょう。
ノルウェークローネを含む通貨ペアはマイナー通貨ペアになるのですが、取引可能な会社が意外に多いという印象です。このため、NOKを含む通貨ペアを頻繁に取引する方もいらっしゃることでしょう。

とはいえ、FXではなじみが薄い部類に入るノルウェーです。そこで、通貨ペア分析の前にノルウェーという国を概観しましょう。下の地図をご覧ください(Craft MAPより引用)



ノルウェーは北欧に位置しています。FXでノルウェーに関心を持つ方々にとってノルウェーと言えば、ユーロに参加していない、石油資源や水資源が豊富といったイメージがあると思います。

石油資源の生産と輸出入はノルウェー経済に重要な役割を果たしています。GDPの20%程度を占めています。また、水資源が豊富で、国内電力の95%程度が水力発電で作られています。日本はノルウェー産のサケマスを多く輸入しています。

その他、特徴的なことと言えば、北極に近い場所にある割には温暖な気候だということです。
イギリスは北海道よりも北に位置しています。そのイギリスよりも北にあるノルウェーですが、北大西洋海流が赤道近くの温かい海水を北に運んでくれるためです。ノルウェーの首都オスロの1月の平均気温はマイナス4度くらい、7月は摂氏17度くらいです。

冬はもちろん寒いのですが、北海道よりもはるか北にあることを考えれば、温かいという表現で良いでしょう。
 

では、本題に入りましょう。
EUR/NOKの長期チャートをご覧ください。



とても特徴的な動きをしていることが分かります。赤で補助線を入れたチャートを見ながら確認しましょう。



(1) 中心価格帯は7.7~8.4あたりです。およそ20年という長期間にわたって中心価格帯が7.000pipsくらいに収まっているということが大きな特徴でしょう。7,000pipsという数字自体は大きいですが、為替レートの数字の大きさから比べれば、中心価格帯の変動率はとても小さい(10%未満)ということができます。地理的に近いことに加え、経済の発展度合いに大きな乖離がないのだろうと予想できます。

(2) しかしながら、中心価格帯を外れると上方向にも下方向にも大きく動きます。動く幅は上下ともに 5,000pipsくらいでしょうか。20年近くの中心価格帯の幅が7,000pips前後であることを考えれば、とても大きな動きです。
2008年にはさらに大きく動いていますが、これはリーマンショックの影響が大きいのではないかと予想できます。

(3) 中心価格帯から上に大きく離れて動くと、再び元の価格帯に戻ってきます。中心価格帯を外れたところで為替レートが維持されることはなく、尖った針のような形になっています。すなわち、大きく上がったらすぐに下がります。再び戻るときは、中心価格帯の下限のレートまで動いています。

(4) 中心価格帯から下方向に離れて動くときも、概ね同じです。再び元の価格帯に戻ってきます。再び戻るときは、中心価格帯の上限のレートまで動いています。ただし、為替レートが上に離れるときは槍のように尖っている形ですが、それに比べると尖り具合が緩やかになっています。

(3)と(4)の例をチャートで説明しましょう。この動きはこの通貨ペアに特徴的なことのように思います。この性質を利用してトレードできるかも知れません。中心価格帯の幅は7,000pipsくらいありますから、1万通貨だけの取引でもかなり大きな損益になることが想定できます。


 

トレードの例を出してみます。

・ 中心価格帯で為替レートが動いているときは、7.7~8.4の範囲で利益を確定します。損切り注文も出しますが、同様に7.7~8.4の範囲で発注します。

・ 中心価格帯で為替レートが動いているときは大きな利益を欲張らないようにします。小さな利益をコツコツと、です。コツコツドカン!という損のパターンにハマらないように注意する必要があります。ただし、小さな利益と言っても長期チャートでの話ですから、かなりの大きさになります。

・ 中心価格帯を外れて動くときには、中心価格帯の上限+5,000pips、下限-5,000pipsあたりを最大目途にして利食いします。

・ 中心価格帯を大きく外れた後に戻る場合、中心価格帯の反対側の境界線あたりのレートで利食いします。

以上はトレード方法の例です。

この例は、チャートを見て考えられる案です。実際に儲かるかどうか、利食いと損切りの指値はどこに出すべきかなどを断定的に申し上げることができませんので、皆様各自でバックテストをして考えてくださいますようお願いします。
 

では最後に、EUR/NOKというマイナー通貨ペアで取引できる会社があるか?です。EUR/NOKを扱っている会社を探すのは苦労します。ほとんどありませんのでご紹介できる会社がいくつもあって困るということはありません。ヒロセ通商のLION FXです。取り扱い通貨ペアが50もあると、このような通貨ペアでも取引できるのが強みでしょう。選択肢は多いほうが良いです。
 
FX通貨ペア分析シリーズ
 
1. AUD/CAD(その1) 2. AUD/CAD(その2) 3. AUD/NZD 
4. EUR/GBP 5. EUR/USD 6. 長期トレードの特徴
7. GBP/USD  8. AUD/JPY 9. EUR/NOK
 
10. ZAR/JPY 11. GBP/JPY 12. EUR/PLN
13. EUR/JPY 14. AUD/CHF  
     
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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