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FXは外貨預金よりも有利?

2014/07/07


皆さん、こんにちわ。
ペンネーム「ゆったり為替」です。FX専業トレーダーとして活動しています。

今回から月8回のペースでTrader's Spotに記事を投稿させていただくことになりました。
他のサイトにはないレアな情報をお送りしていきたいと考えていますので、ご愛顧のほどよろしくお願いします。

この記事でお送りする内容は、主に2つです。


(1) 一般的には知られていないかも知れない、FX口座のレア情報

FX口座の比較と聞いて私が思いつくのは、スプレッドがどれだけ狭いか?スワップポイントはどれだか高いか?といったことです。皆様はどうでしょうか。
しかし、各社のウェブサイトを調べると、広くは知られていないかも知れないけれども有用かも知れない、そんな機能が見つかります。

この記事では、このようなレアな情報をピックアップしてお届けします。



(2) そのアノマリーは本当か? 

アノマリー ・・・ 根拠はあまりないけれど、良く当たるかも知れないと言われる経験則のことです。
8月は円高になりやすいとか、金曜日は円安になりやすいとか、様々です。

しかし、それは本当なのでしょうか?
過去長期間のデータを検証した結果を公開しているサイトに出会うことは、なかなかありません。

ここでは、アノマリーが本当かどうかについて、検証します。


では、祝!第1回!の内容「
FXは外貨預金よりも有利?」をお送りします。
皆様のご参考になれば、幸いです。

 



このサイトはFX情報を提供していますが、私たちとしては、無理にFXに投資する必要はなく、外貨預金を投資先にしても問題ありません。
そこで、今回は、FXと外貨預金を比較してみましょう。どちらが顧客にとって有利な商品でしょうか。


・・・FXと外貨預金。
似たような商品ですが、最初に、どれくらいのお金がFXと外貨預金に流れているのかを比べてみます。

外貨預金残高: 5.9兆円
FX証拠金残高: 1.3兆円 (最下部注)

外貨預金の圧勝!です。
残高では、外貨預金はFXの4倍以上もあります。

これだけの差があれば、商品の性質も外貨預金の圧勝でしょうか?
外貨預金のほうが優れているからお金が集まっている、そう考えるのが自然だからです。
 
そこで、FXと外貨預金の比較を表にまとめました。ご覧ください。
私の印象で◎や○を付けています。


はFXのほうが多いです。項目を一つずつ確認しましょう。

<スプレッド>                                                                                 
FX業界のスプレッド競争は異様とも思える様相です。
USD/JPY(米ドル/円)のスプレッドが1銭を切る会社がいくつもあり、マイナススプレッドを提示することもある会社もあります(セントラル短資FXのウルトラFX)。
マイナススプレッドだと、買った直後に売れば利益になります。

一方の外貨預金はと言えば、スプレッドは50銭~100銭以上が通常です。
その差は歴然としており、比較するには差が大きすぎます。

<利息(スワップポイント)>
                                                    
高金利通貨ペアと言われるAUD/JPY(豪ドル/円)で比べましょう。

普通外貨預金金利: 年0.5%くらい
FXスワップポイント: 概ね年3.0%以上
(記事掲載時点での数字)

スワップポイントは日々変わりますが、どの会社を使っても外貨預金よりも高いでしょう。

ただし、日本の金利が上昇したり、豪州の金利が大きく下がったりするとき、スワップポイントはマイナスになるかもしれません。
この場合は、外貨預金のほうが有利になります。

<海外送金>
                  
海外送金は銀行の勝ちです。
私の知る限りですが、FXサービスを提供する会社は海外送金を請け負いません。

<経営破たん時>

普通預金だったら、銀行が倒産しても「元本1,000万円+利息」の額のお金が保護されます。
しかし、外貨預金は預金保険の対象ではありません。
このため、銀行倒産時にお金が返ってこないかもしれません。

一方、FXの場合、会社が倒産するとき、1億円でも10億円でも証拠金は保護されます。
証拠金は信託銀行に預けられているので、FXの会社の経営とは関係がありません。
倒産しても大丈夫なのです。

では、信託銀行が倒産したらどうなるのでしょう?この場合も大丈夫です。
信託銀行の財産と信託財産は別々に管理されています。
信託銀行が倒産しても、証拠金が消えてなくなってしまうことはありません。

<取引通貨の種類>                                       

これは、FXの圧勝です。
USD/JPY、AUD/JPY(豪ドル/円)など主要通貨に加え、マイナー通貨を扱う会社も少なくありません。

外貨預金の場合は、主要通貨に限られます。

<レバレッジ>                                         
 
レバレッジの面での安全性は外貨預金が勝つと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
FXはリスクの高い取引も、外貨預金よりもリスクの低い取引も、両方とも可能です。

例えば、100万円を証拠金にして、AUD/JPYを10,000通貨買うとします。
この記事掲載時点で、レバレッジ1倍ならば90万円台で十分なのに、100万円も預けています。
この意味で、レバレッジは1よりも小さくすることができます。

FXは、自分の希望次第でリスクの大きさを調整できます。

**********

こうして考えると、商品性はFXのほうが優勢なのに、残高は外貨預金が圧勝という逆転現象が起きています。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

・ 海外送金したい人が大勢いるから?
・ 近い将来に日本の金利が急上昇すると考えている人が大勢いるから?

根拠はないですが、両方とも理由としては弱いように思います。
私の印象の域を出ませんが、最も大きな理由はこれではないでしょうか。

・ 「銀行=安全」、「FX=危険」のイメージ

何をするにも、イメージは大切です。

外貨預金は円の普通預金とは全然異なる商品なのですが、「預金」の言葉がついています。
「預金=安全」のイメージは強固です。

さらに、「預金=利率が低い」のイメージも一般的だと予想します。
このため、スワップポイントよりもずっと低い利率でも、自然に受け入れる人が多いのだろうと予想します。


注:
外貨預金残高: 2014年3月末。『日銀資金循環統計(2014年第1四半期速報):参考図表から引用
FX証拠金残高:  金融先物取引業協会 2014年5月30日公表 『金融先物取引の出来高状況 平成25年度第4四半期概況』から引用


 

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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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