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AUD/CHF(豪ドル/スイスフラン)分析…オススメはJFX

2014/12/11


スイスと聞いてイメージするものは何でしょうか。アルプス山脈、スキー、精密機械、多言語、安全な国・・・。様々ありますが、日本から見るスイスのイメージは概ねプラスの内容が並ぶと思います。場所を確認しましょう。地図の真ん中あたりにある緑色の部分です(CraftMAPから引用)。



ユーロ圏の国々に囲まれています。 ユーロ圏にこれだけ近いと、ユーロ崩壊か?と騒がれた2010年代にユーロからスイスに資産が逃げて行ったとしても全く不思議ではありません。実際に多くのお金がスイスに流れ込んだようです。ユーロから逃げる先はスイスでなくても良いのですが、スイスの経済状態は抜群に優秀で、現時点で破たんとは無縁のように見えます。

それを示す例として、グラフを眺めてみましょう。上が一般政府の財政収支(対名目GDP比%) 、下が一般政府の総金融負債(対名目GDP%)です(OECD東京から引用)。


☆ 一般政府の財政収支(対名目GDP比%)・・・0%あたりならば健全です。


☆ 一般政府の総金融負債(対名目GDP%)・・・こちらも、0%近辺ならば健全です。


比較できるように、アメリカ合衆国と日本を加えました。スイスはリーマンショック後も財政収支は概ね黒字を維持しています。それに比べ、日米は大赤字です。これだけ大赤字だと、累積赤字も積み重なります。日本の累積赤字の対名目GDP比率は200%を超えます。この状態で金融危機が発生しないのが不思議な感じさえします。

スイスの話に戻しましょう。スイスは経済がとても強靭で政治も安定していますから、不景気や危機の際にはスイスの安全を求めてお金が集まってくるというわけです。
 

さて、そのようなスイスと豪ドルの関係を調べましょう。AUD/CHF(豪ドル/スイスフラン)の超長期チャートをご覧ください。



最高値はAUD/CHF=1.15くらい、最低値は0.7くらい、その差は0.45(4,500pips)くらいでしょうか。先日掲載したEUR/PLNの値動きと比べると、極めて小さいことが分かります。そして、この狭い間を行ったり来たりしています。

この動きは私の好むところです。トラップ系の取引をするのにぴったりだからです。ただし、MT4を使うか手動でするしかありません。トラリピ(M2J)やループイフダン(アイネット証券)などでは取引できない通貨ペアだからです。

この通貨ペアがトラップ系の取引に向いている理由は値動きだけではありません。スワップポイントです。

オーストラリアの政策金利: 高い
スイスの政策金利: 低い

よって、AUD/CHFを買うときのスワップポイントはプラスです。トラップ系の取引をする場合、その期間は長期にわたることがありますから、取引の途中でスワップポイントが不利な値になってしまうことがあります。しかし、AUD/CHFならば継続的にプラスの値を期待できます。この点が素晴らしいです。
 

トラップ系の取引以外で取引チャンスがあるかどうかについても調べましょう。下のチャートをご覧ください。2本の赤い補助線を引きました。上の補助線はAUD/CHF=1.00あたり、下の補助線は0.85あたりです。



AUD/CHF=1.00を超えて上昇すると、為替レートは急速に再び1.00よりも下に下落してくることが分かります。その形は尖った三角形のようです。そして、その後0.85の補助線の位置まで為替レートが下落しています。

AUD/CHF=0.85を下回るときも同様の値動きです。0.85を下回っても急速に上昇して再び0.85を上回っています。そして上下動を繰り返しながらも上昇し、上の補助線である1.00に達しています。下のチャートでこの動きのいくつかを確認しましょう(赤矢印)。



ただし、この法則はもう有効でないかもしれません。というのは、2014年12月現在、AUD/CHFは0.85を下回っています。そして、今までのように急速に上昇しているかと言えば、上昇する様子はあまり見られません。

現時点で断定することは難しいと思いますが、今回はこの法則が当てはまらない可能性を視野に入れながらトレードする必要があるでしょう。

このような値動きになっている理由について、考えられるものを2つ書きます。

(1) オーストラリア経済の弱さ
オーストラリアは第一次産業の比率が高いです。すなわち、世界景気が不調で鉱物資源価格が下落すると、オーストラリア経済も不調になりがちです。また、中国経済との結びつきが比較的強いため、中国経済の動向にも注意する必要があるでしょう。

(2) スイスの強さ
ユーロ圏の経済が弱いため、避難先であるスイスに資産が集まっています。すなわち、スイスフラン高になっています。

スイスはEUR/CHF(ユーロ/スイス)を1.20よりも下にさせない政策をとっています。このため、際限なくスイスフラン高になる可能性は低いですが、政策を変更する場合にはさらにスイスフラン高になる可能性があります。


少なくとも上記二つのうちの一つが改善されなければ、AUD/CHFの急上昇を期待することは難しいと考えています。
 

では、AUD/CHFのスプレッドが狭い会社の紹介です。JFXとLIONFXです。JFXは久しぶりの登場です。ともに1.9pipsのスプレッドで取引可能です。AUD/CHFは多くの会社で取引できるというわけではありません。そのような通貨ペアのスプレッドが1.9pipsとは、とても素晴らしいことです。
   
FX通貨ペア分析シリーズ
 
1. AUD/CAD(その1) 2. AUD/CAD(その2) 3. AUD/NZD 
4. EUR/GBP 5. EUR/USD 6. 長期トレードの特徴
7. GBP/USD  8. AUD/JPY 9. EUR/NOK
 
10. ZAR/JPY 11. GBP/JPY 12. EUR/PLN
13. EUR/JPY 14. AUD/CHF  
     

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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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