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「アイネット証券」ループイフダンVS「M2J」トラリピ(スプレッドや手数料などで比較)

2015/01/05


トレードでなかなか勝てないAさん。何とか勝てないかと考えています。

「なぜ俺は勝てないんだ・・・!」 
「買ったら下がる、売ったら上がる。どうしようもないな」 
「デイトレはダメ、シストレもダメだった」
「シストレって結局、どのストラテジーを選べば良いのか分からないんだよな・・・」
「俺にとっては、初めに設定したらずっと放っておける方法があればベストだ」
「となると・・・マネースクエアジャパン(M2J)のトラリピか?しかし、あの手数料やスプレッドは何とかならんものか・・・」

Aさんはインターネットで情報を探します。すると、様々な会社がトラリピと似たようなシステムを公開していることに気づきました。そのうちの一つ、アイネット証券のループイフダンに目が留まりました。 

「ん・・・これってシストレらしいけど、トラリピとどこが違うんだ?手数料やスプレッド、ほか諸々同じかも?」 
 

インターネットで探すと、マネースクエアジャパン(M2J)のトラリピのような取引ができるシステムをいくつも見つけることができます。

その中で、アイネット証券のループイフダンはトラリピと類似性が大きい商品です。しかし、アイネット証券のホームページでは「トラリピ」やトラリピに似ているとに感じさせる表現が見当たりません。会社のホームページで書くことに何か抵抗があるのかもしれません。


ならば・・・です。このサイトで大々的に比較してしまいましょう! 

いきなり比較してもよいのですが、先にループイフダンの内容について確認しましょう。ループイフダンとは、一定値幅ごとに売りと買いを繰り返し、小さな利益を積み上げていく取引方法です(下の絵はアイネット証券ホームページからの引用です。以下2つの絵も同様です。)。



上の図は、15銭ごとに買い注文を発注し、利益幅も15銭の場合です。100円からスタートし、15銭下がった99.85円で買い、15銭上がって100円で売り・・・これを繰り返しています。




この図は、為替レートが下落して2本の買い注文が成立する場合を書いています。2本の買いが成立したのちに為替レートが反転上昇し、2つのポジションとも利益確定できました。

ここで重要なのは、同じ価格帯で重複してポジションを持つことはない、ということです。
2つ目の買いが成立して、反転上昇しました。そして2つ目のポジションを決済して利益を得ました。ここで再び買うことはありません。というのは、1つ目のポジションが同じ価格帯にあるためです(重複してポジションを持つ設定も可能です)。




そして、為替レートが一方的に上昇する場合です。上昇過程で買い、さらに上昇して利益を確定するとともに再び買い・・・を繰り返しています。 

こうしてみると、マネースクエアジャパン(M2J)のトラリピと区別がつきません。どこが違うのでしょうか。最も比較しやすい違いはスプレッドやスワップポイント、そして手数料の部分でしょう。今回は、この辺りを中心に比較します(次回、別の点を詳しく比較します)。




上の表は、2015年1月3日に確認したデータに基づいています。 スワップポイントは、1万通貨あたりの金額(円)です。

(1) スプレッド:
 USD/JPY(ドル/円)、EUR/JPY(ユーロ/円)、GBP/JPY(ポンド/円)、AUD/JPY(豪ドル/円)。いずれもループイフダンのほうがスプレッド2~3銭ほど狭いです。

2銭の差というのはとても大きな数字です。アイネット証券から引用した上の3枚の絵は、利益幅が15銭です。15銭に対して、手数料に相当するスプレッドが2銭違うのです。この2銭の差は、利益確定回数に影響を与えるでしょう。

スプレッドで実際にどれくらい違うか、MT4でバックテストをしてみました(検証の条件については、本記事の最下部に記載しています。また、これはバックテストの結果ですので、実際に得られた額とは異なります)。

2013年の1年間、USD/JPYで取引した場合の検証結果は以下の通りでした(手数料も反映しています)。
ループイフダン: およそ42万円
トラリピ: およそ36万円

スプレッドの差はわずか2銭。しかし、大きな2銭です。

(2) スワップポイント
スワップポイントについては、全てループイフダンが有利であるとは言えない状況です。通貨ペアごとに異なります。買いも売りも概ねループイフダンが有利なように見えますが、ポンド円(GBP/JPY)の買いや豪ドル円(AUD/JPY)の売りでは、わずかな差ではありますがトラリピが有利な位置にあります。

とはいえ、この取引においてはスワップポイントはオマケに近い位置付けであり、値動きによる利益確保のほうが重要です。すなわち、スプレッドや手数料のほうが重要です。 

(3) 取引手数料
ループイフダンは手数料無料であるのに対し、マネースクエアジャパン(M2J)のトラリピは1銭~5銭相当の手数料が必要です。この取引では、利益幅を小さくして数多くの取引をすることが可能です。そのような取引をする場合、1回の手数料は少なくても結果として大きな手数料になる可能性があります。よって、この面ではトラリピよりもループイフダンが有利であると言えます。

次回に続きます。

→ 2回目比較記事「「アイネット証券」ループイフダン vs 「M2J」トラリピ(通貨ペア数や取引条件などで比較)

<検証の条件>
検証期間: 2013年1月1日~2013年12月31日(1年間)
通貨ペア: USD/JPY
スプレッド: ループイフダンは2銭、トラリピは4銭
取引手数料: 規定額を反映
スワップポイント: 反映せず
注文の幅: 15銭ごとに買い注文、利益幅も15銭
注文数量: 1つのポジションにつき1,000通貨
テスターのモデル: 1分足で始値のみ


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著者情報

為替達之介
トレードで勝つのは難しい・・・勝つときもあれば負けるときも。しかし、情熱は人一倍で知識もあり、MT4もそこそこ使えるという個人投資家。口座比較やスワップ比較など、比較ネタが得意。

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