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NZD/JPY(ニュージーランドドル/円)2015年を考察

2015/01/08


通貨ペアの値動きの特徴を超長期にわたって考察する企画シリーズです。今回はNZD/JPY(ニュージーランドドル/円)です。最初に超長期のチャートを確認しましょう。



このチャートをご覧になって、過去のFX通貨ペア分析シリーズでご紹介したチャートと似ている!と気づいた方はいらっしゃいますか?その似ているチャートを下に掲載します。



このチャートは豪ドル/円(AUD/JPY)の超長期チャートです。上のNZD/JPYと似ていることが分かります。スワップポイントが大きいという点や、オーストラリアとニュージーランドの両国はオセアニアに位置しているなど、共通点が数多くあります。

具体的にどれほど似ているかを調べるため、月足ベースで相関係数を算出しました。AUD/JPYとNZD/JPYの相関係数は0.90でした。0.90というのは、極めて相関関係が強い数字です。すなわち、AUD/JPYが上がる(下がる)とき、高い確率でNZD/JPYも上昇する(下落する)ということです。

このため、これらの通貨ペアに投資する場合には注意を要します。というのは、投資をするときには分散するとリスクが低減できると言われることがあります。しかし、AUD/JPYとNZD/JPYに分けて投資すると、分散の効果はあまり期待できないだろうことが分かります。

 

NZD/JPYの特徴


上のNZD/JPYのチャートを見て、特徴を考えましょう。

(1) ひとたびトレンドが発生すると数年~5年以上継続する
(2) 最低値は40円台前半、最高値は95円くらいで、上下動を繰り返している(ボックス圏)
(3) 上記(2)のボックス圏の端に為替レートがやってくると、槍のような形で急反発している

上記3つくらいが言えそうです。順番にトレードチャンスを考えていきましょう。


(1) トレンド

NZD/JPYはひとたびトレンドを形成すると、それを継続しやすいということが分かります。しかも、ボックス圏を形成しているのですから、ボックス圏の端に到達したらポジションを持つという戦略が考えられます。そして、反対側の端辺りまで為替レートが動いたら決済するのです。

例えば、1997年の高値辺りで売りでトレードを始めて2000年に決済したり、2000年に買いでトレードを始めて2007年に決済したりします。利益は最大で50円ほどを見込めるということですから、とても大きな利益です。

そういう視点で現在の為替レートを確認しますと、過去最高値に位置していることが分かります。ということは、今売れば儲かるのでしょうか?答えは・・・誰にも分かりません。ただ、過去のレート推移を見ますと、今売るという戦略は検討に値します。

この戦略の大きな障害は、スワップポイントの大きさです。ニュージーランドは比較的景気が良く、このため他の先進諸国に比べて政策金利が高めです。一方、日本の政策金利はゼロ近辺で推移しています。すなわち、NZD/JPYを売ると、毎日のスワップポイント損が大きくなるということです。

このため、売りで勝負する場合は、大きなスワップ損を覚悟しつつ、何かテクニカル分析を用いて売りタイミングを計ることが必要だろうと考えます。


(2) 55円の幅でボックス圏

過去20年くらいの値動きがボックス圏に見えますから、トラップ系の取引ができそうです。トラップ系とは、トラリピやループイフダンに代表されるような取引方法です。以下の条件でトラップ系の取引をする場合に必要な証拠金の額を確認しましょう。

注文の範囲: 40円~94円
一つの注文の数量: 1,000通貨
注文と注文の幅: 1円

この条件の場合、過去のほとんどの期間で何もしなくても勝手に利益を稼ぎ続けてくれました。今後どうなるか不明ですが、過去と同じ範囲で動いてくれるならば利益を期待できます。

そこで、以上の条件で全ての注文が成立してNZD/JPY=40円になっても、強制清算されないために必要な証拠金額を確認しましょう。その額は163万円以上です。1円ごとに1,000通貨の取引なのですが、必要な証拠金が大きくなることが分かります。


(3) 槍のような形で急反発

下のチャートで赤丸を付けた部分ですが、ボックス圏の端にくると為替レートが急反発しています。その形は槍のようです。



2015年1月現在、過去20年間で最高値水準にあるNZD/JPYですが、今回も槍のような反発を見せるのでしょうか。槍のような形が実現するならば、上記(1)のトレンドが再び形成されると期待できるかも知れません。
 

では、NZD/JPYを取引できる会社の紹介です。

NZD/JPYを取引できない会社は恐らくない・・・という状況のため、各社ともスプレッドが狭くなっています。最も狭いスプレッドは1.5銭で、4社が同じ数字を提示しています。

ここでは2社をご紹介しましょう。GMOクリック証券とLIONFXです。NZD/JPYに限らず、両社は他の通貨ペアでも狭いスプレッドを提示します。
   
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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