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2015年、USD/ZAR(米ドル/南アランド)の傾向とLION FX

2015/01/09


通貨ペアの値動きの特徴を超長期チャートで考察するシリーズです。今回は、USD/ZAR(米ドル/南アフリカランド)です。

日本のユーザーにとって南アフリカランドと言えば、ZAR/JPY(南アフリカランド/円)でしょう。このシリーズでもFX通貨ペア分析:ZAR/JPY(南アフリカランド/円)の記事を掲載しています。

しかし、世界全体を基準にしてみると、USD/ZARで考えることのほうが一般的だと思います。報道各社が配信するニュースもUSD/ZARのほうが多いように思います。

これを確認するために、通貨ペアの取引量シェアを比較してみましょう(BIS(国際決済銀行)の報告2013年版から引用)。
USD/ZAR : 1%
ZAR/JPY : 0.1%

USD/ZARの取引量はZAR/JPYの10倍もあります。10倍と言っても0.1%と1%ですから差は0.9%ではありますが、10倍です。ちなみに、シェアの上位3通貨ペアは以下の通りです。

1位 : EUR/USD(ユーロ/米ドル) 24.1%
2位 : USD/JPY(米ドル/円) 18.3%
3位 : GBP/USD(ポンド/円) 8.8%

日本で生活していると、円の強さや円の流通程度について体感で感じることは難しいです。しかし、円は世界の中でも最上級に強い通貨の一つに位置しています。では、USD/ZARの超長期チャートをご覧ください。



このチャートから何が分かるか、考えてみましょう。

1995年から上昇傾向にあります。長期的に上昇し続けたのち、2001年に上昇角度が大きくなって一気に上げています。そして、2002年に急落しています。すさまじいジェットコースター相場です。

また、2008年~2009年のリーマンショック後の混乱期にも大きく上下しています。このチャートでは分かりませんが、USD/ZAR=12あたりまで上昇しています。あまりに急激に上昇して再び下落してしまったため、月足のチャートではその動きを表現できません。チャートで表現できないほどに急激かつ大きく動くとは、これまたすさまじいです。

そして、第三の上昇波動が現在です。2011年から継続しています。2001年や2008年後半の上昇速度に比べればゆっくりした動きですが、1995年~2000年あたりの速度に比べれば、より速く上昇しています。

よく見ると、過去2回急上昇したときの最高点を明確には超えられないでいます。そこで、下のチャートのような補助線(上側の線)を引くことができます。



USD/ZAR=12あたりの壁は強烈だと分かります。2015年1月現在で為替レートはこの壁のあたりに位置しています。ここからさらに上昇するか?あるいは壁に跳ね返されて下落するか?とても興味深い場面を迎えています。


さて、上のチャートでは補助線が2本あります。今度は下側の線に着目しましょう。右肩上がりの線になっています。このまま進めば、いずれ上の補助線と交わることになるでしょう。長期的には、次第にレートが切り上がっていることが分かります。

これは消費者物価指数(CPI)の推移を見れば、ある程度説明がつくでしょう。南アフリカのCPIは、米国よりも概ね高い水準で推移しています。このため、南アフリカランドの価値減少速度が速くなり、米ドルのほうが強くなるということです。

CPIと為替レートの関係については、FX通貨ペア分析:ZAR/JPY(南アフリカランド/円)の記事に詳しく記載しましたので、ぜひご覧ください。

そして、CPIが高いということは、政策金利も高いということです。南アフリカの政策金利は5.75%であるのに対し、米国は0~0.25%です。その差はとても大きいです。米国は2015年中に政策金利を引き上げようかという勢いですが、南アフリカの5.75%を年内に追い抜くことはできない情勢です。

このような状況ですので、USD/ZARの場合は売る側のスワップポイントがプラスになります。ZAR/JPYは買いの側のスワップポイントが高い通貨ペアとして良く知られています。

 

USD/ZARのトレード戦略


では、以上の考察から、どのようなトレード戦略が考えられるでしょうか。

案: USD/ZARを売る

USD/ZARを売る方法が考えられます。理由は以下の2つです。
(1) 2015年1月現在、為替レートが相場の壁付近に位置していて、今後下落するかもしれない。
(2) 売りの側のスワップポイントがプラスである

過去のチャートの動きが今後も通用するならば、この戦略で大きな利益を得られるでしょう。しかし、相場の壁を超えて上昇してしまう場合は損失が大きくなりますので、どこかで損切りをする必要があるでしょう。

そこで、USD/ZARが相場の壁を越えて上昇する可能性があるかどうか、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の視点から考えます。
南アフリカランドの経済 : 力強さに欠ける
米国経済 : 拡大基調にあり、今年中に政策金利が引き上げられても不思議はない 

経済状況を勘案すれば、相場の壁を破って上昇する可能性があります。実際にどうなるのか?それは相場に聞くしかありません。相場の動向に注目しましょう。
 

では、USD/ZARの取引ができる会社の紹介です。USD/ZARの取引量はZAR/JPYの10倍とはいえ、日本では完全にマイナー通貨ペアの一つです。この取引ができる会社を探すのは一苦労です。こういう通貨ペアを取引できる会社と言えば、ヒロセ通商のLIONFXです。50通貨ペアも取引可能というのは強力な武器です。
 
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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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