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「アイネット証券」ループイフダンでどれだけ稼げたか?(「M2J」トラリピと比較!)

2015/01/19


ループイフダン検証シリーズの最終回です。今回は、ループイフダンで過去にどれだけ稼ぐことができたかを検証しましょう。

なお、ループイフダンの利益はアイネット証券のホームページの利益ランキングで確認可能です。注意点としては、ホームページのランキングでは重複発注機能を「有効」にしていることです。これを有効にすると利益額が大きくなると予想できますが、必要な証拠金も大きくなります。

そこで今回の試算では、重複発注機能を使用しない、トラリピと同じ条件の取引をした場合で検証します。 

なお、検証の条件につきましては、この記事の一番下に記載しています。これは2013年のUSD/JPYデータを使った簡潔な検証にすぎません。また、為替レートは会社ごとに少しずつ異なります。このため、2013年に実際に得られた額とは異なることをご了承ください。金額はおおよその額というイメージで認識してください。

また、検証の結果の項目に書いてある数字、例えば15銭は「注文と注文の幅が15銭で利益額も15銭の場合」を示しています。

では、検証の結果です。2013年に得られた利益はどれくらいでしょうか。チャートも参考までに掲載します。





最初に確認すべきは、ループイフダンもトラリピも利益をあげているということです。FXで利益を確保するのは大変なことです。2013年のみの検証ながら、その大変なFXで両方とも利益をあげることができたということです。

では、この結果を見て、どのようなことが分かるでしょうか。考えてみましょう。


(1) 注文と注文の間の幅が大きくなると、利益の額が少なくなる。

これは当然の結果と言えるでしょう。15銭ごとに発注するほうが、100銭ごとに発注する場合に比べて注文の本数が7倍近くまで多くなるのですから。

では、いつも15銭で取引したほうが良いかと言えば、そんなことはありません。取引数量が多くなればなるほど、必要な証拠金が多くなります。2013年は円安の年でしたから、証拠金の問題は大きくなかったかもしれません。しかし、2008年~2011年のような円高の年に15銭ごとに発注していたら、必要な証拠金はとても大きくなったことでしょう。

また、取引の数量は15銭のほうが100銭よりも7倍近くに増えるのですが、利益の額は7倍とはなっていません。5倍強といったところです。このため、少なくとも2013年のデータで考える限り、100銭ごとに取引するほうが資金効率が高いと見ることもできます。

いずれにしましても、利益を得るためにFXをしているのに、強制清算などに遭って大切な財産を失ってはいけません。大きく円高になる場合も想定し、安全を意識した取引を心がけたいです。


(2) ループイフダンのほうが、トラリピよりも利益が大きい。

これも当然の結果と言えましょう。というのは、ループイフダンの方がスプレッドが狭く、かつ、取引手数料が無料であるためです。1回の取引で得られる利益の差は小さいかもしれませんが、この取引は繰り返し売買をすることを想定しています。上の表に書いてある利益の差は「塵も積もれば山となる」ということわざをそのまま反映しています。


ではここで、トラリピの視点から反論を試みましょう。そのほうが、私たちユーザーにとって利益が大きいでしょうから。

(2-1) ループイフダンで取引できない通貨ペアだったら、トラリピの勝ちである。

ループイフダンで取引可能な通貨ペアは4種類、トラリピは12種類です。このため、ループイフダンで取引できるUSD/JPY(米ドル円)、EUR/JPY(ユーロ円)、GBP/JPY(ポンド円)、AUD/JPY(豪ドル円)以外の通貨ペアで取引したいときは、トラリピの不戦勝です。

(2-2) 注文の幅と利益の幅を自由に変更したかったら、トラリピの勝ちである。

上の試算は、ループイフダンの条件とトラリピの条件を同じにしました。ループイフダンの土俵で戦っていました。そこで例えば、注文を20銭ごとに発注して利益を50銭にしたい場合はどうでしょうか。トラリピで取引することになります。再びトラリピの不戦勝です。

上記(2-1)(2-2)を重視する立場からみれば、トラリピで取引することになります。しかし、上の表を見ていただくと分かりますが、USD/JPYなど4通貨ペアについて、ループイフダンの利益とトラリピの利益には比較的大きな差があります。これを埋め合わせてさらに利益を得られるような設定を探すには、根気が必要でしょう。そのような設定があるのかどうか不明ではありますが。


今まで3回にわたってループイフダンとトラリピを比較してきました。両社の取引にはそれぞれ利点がありますので、皆様のお好みに合わせて考えていただければ良いかと思います。
 

********** 検証の条件 ***********

システム: MT4を使って検証
検証期間: 2013年1月1日~2013年12月31日(1年間)
通貨ペア: USD/JPY
スプレッド: ループイフダンは2銭、トラリピは4銭
取引手数料: 規定額を反映
取引方向: 買い
注文の幅: 上記結果に記載の通り
注文数量: 1つのポジションにつき1,000通貨
スワップポイント: 反映しない
テスターのモデル: 1分足で始値のみ

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→ 1回目比較記事「「アイネット証券」ループイフダンVS「M2J」トラリピ(スプレッドや手数料などで比較)
→ 2回目比較記事「「アイネット証券」ループイフダン vs 「M2J」トラリピ(通貨ペア数や取引条件などで比較)
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著者情報

為替達之介
トレードで勝つのは難しい・・・勝つときもあれば負けるときも。しかし、情熱は人一倍で知識もあり、MT4もそこそこ使えるという個人投資家。口座比較やスワップ比較など、比較ネタが得意。

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