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米ドル円(USD/JPY)40年チャートからFXを占う

2015/01/29


通貨ペアの値動きの特徴を超長期チャートを使って考察するシリーズです。前回に引き続き今回も、米ドル円(USD/JPY)を考えます(全3回の2回目)。

→ FX通貨ペア分析:USD/JPY(米ドル/円)その1(40年長期チャート)

前回、40年チャートを使って、USD/JPY=50円台があり得たかもしれないという話を書いて終わりました。別のチャート分析でも同じことが言えますので、最初に確認しましょう。



こちらのチャートは、FX通貨ペア分析:AUD/USD(豪ドル/米ドル)でご紹介したチャート分析方法を使ったものです。1990年~1995年にかけて円高になり、その後円安になりました。Aの実線は、1990年~1995年の線をそのまま右方向にずらし、1998年の頂点に合わせたものです。

この分析どおりの値動きが実現する場合、そのレートは60円台になるように見えます。実際には赤の破線Bのように円高方向に動きましたが、2011年の市場介入がなければ、60円台が実現したかもしれません。

そして、為替レートはチャート分析の目標値から行き過ぎることもしばしばです。行き過ぎてしまう場合は、50円台になってもおかしくありませんでした。

このように考えると、2011年あたりの市場介入はUSD/JPY=50円~60円台を阻止するために重要な役割を果たしたと考えることができます。
 

さて、40年チャートを使って今後のUSD/JPY相場の行方を占う前に、過去の円高局面で特徴的な場面の様子を振り返りましょう。下のチャートで四角で囲った部分です。



(1) 1985年~1988年ごろ

1985年のプラザ合意を引き金にUSD/JPYは大幅に円高となりました。プラザとは、ニューヨークのプラザホテルのことです。プラザ合意の内容を簡潔に書きますと、アメリカ合衆国がドル高に耐えることができなくなったということです。当時のG5(アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、日本)の協力で、ドル安に誘導されました。

改めてチャートを見ますと、円高になった幅が極めて大きく、また、円高になるために要した期間もとても短いです。わずか数年で250円くらいだったレートが120円くらいになりました。こんなに急激な円高に日本経済がよく耐えたな・・・と思います。日本経済の強さを感じます。

(2) 1995年

1985年以降のUSD/JPYレートは概ね円高傾向にあったのですが、駄目押しのような強烈な円高に見舞われたのが1995年です。阪神・淡路大震災後に発生しました。

この時は市場全体が恐怖に包まれ、大きな取引をしようにもなかなかできなかったようです。そんな中、巨額のUSD/JPYを買って大儲けした伝説のトレーダーがいます。マネックス証券代表取締役社長の松本大(まつもと・おおき)氏です。
 

では、40年チャートを使って、今後のUSD/JPYの行方を考えましょう。最初に、下のチャートをご覧ください。



赤と黒の二本の補助線があります。順番に確認しましょう。

赤の補助線:
1975年くらいから2014年にかけて引かれた長い補助線です。USD/JPYレートはこの補助線を超えて円安になることができずに40年近く経過しました。しかし、チャートの右端をご覧いただくと分かりますように、2013年~2014年あたりで越えました。

40年近く作用し続けた補助線を超えてきましたので、これは大きな意味があるかもしれません。


黒の補助線:
1990年くらいから2014年くらいにかけて引かれた補助線です。赤線に比べれば短いですが、それでも25年ほどにわたる補助線ですから、これもとても長期にわたります。

この補助線を超えてUSD/JPYが上昇しようかという場面が何度もありましたが、ことごとく跳ね返されてきました。しかし、チャートの右端をご覧ください。こちらも、2014年に円安方向に抜けました。

二本の長期補助線を上に抜けて円安になっています。これはUSD/JPYの今後を占ううえでの大きな手掛かりになるかもしれません。


今回のチャートの期間は40年ですので、2014年前後について詳細な分析をするのに不向きです。そこで次回、20年チャートを用いて長期チャート分析を試みます。
 

最後に、USD/JPYを取引できるFX口座を紹介します。日本でFXサービスを提供している会社で、USD/JPYの取引ができない会社はおそらくないと思います。日本で最も取引されている通貨ペアですし、スプレッドを狭くする競争は激しくなる一方です。

このため、標準スプレッド制をとっている会社の中で最も狭いスプレッドは0.3銭前後になっており、このレベルのスプレッドを提示する会社が複数あります。今回は、その中からFXブロードネットとマネーパートナーズ(FXnano口座)をご案内します。
   
→ FX通貨ペア分析:USD/JPY(米ドル/円)その1(40年長期チャート)
→ FX通貨ペア分析:米ドル円(USD/JPY)その3(20年長期チャート)

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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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