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95年以降の米ドル/円(USD/JPY)チャートからトレードを考えてみた

2015/02/02


通貨ペアの値動きの特徴を超長期チャートを使って考察するシリーズです。米ドル/円(USD/JPY)を考える全3回シリーズの最終回です。

下のチャートをご覧ください。1995年以降のチャートです。



最近20年間の動きがボックス圏相場のように見えてしまいます。2010年から2012年半ばにかけて、USD/JPYが75円よりも円高に振れそうになったり、USD/JPYが50円台になるのでは?とマスコミを賑わせていたにも関わらず、です。それほどに2012年後半以降の円安が強烈でした。

では、20年チャートに補助線を引いてトレードの機会があったかどうかを確認しましょう。下のチャートをご覧ください。



三角保ち合いを形成している図に見えます。もう少し2本の補助線の間で動けば、きれいな三角保ち合いになったことでしょう。実際は、2008年に三角保ち合いを離れて下方向に抜けました。相場に仮定の話を持ち込んでも仕方ありませんが、サブプライムローン問題やリーマンショックがなければ、2008年に相場が円高方向に離れることなく反発していたかもしれません。仮定の話のため検証もできないですが。

さて、その後、底なし沼のように円高になり、その後再び円安になりました。ここで、上のチャートで描いた2本の補助線を伸ばしてみましょう。興味深いことが分かります。下のチャートです。



ここで補助線の役割について確認しましょう。補助線とは、抵抗線のことです。抵抗線とは、その線のところまで為替レートがやってきたら、その線の付近で動きが鈍ったり反発したりしやすくなる線のことです。

再びチャートに戻りましょう。下側の補助線を右側に伸ばします。2013年のUSD/JPYレートの動きを確認しますと、この補助線のところで上昇の動きが鈍っていることが分かります。この月足チャートでは分かりづらいですが、反落している部分もあります。そしてしばらくして、この補助線を上方向に抜けていきました。

次に、上側の補助線があります。再び、ここで上昇の動きが鈍りました。補助線の傾きは右肩下がりですが、USD/JPYチャートもそれに合わせるかのように次第に円高方向にゆっくりと動いているのが興味深いです。そして、この補助線の壁も突き破って、再び円安方向に動きました。

チャート分析と言えば日足だったり時間足だったり、人によっては10分~15分足だったりするでしょう。しかし、この補助線をご覧いただいても分かりますとおり、月足チャートでも十分にチャート分析ができることが分かります。

では、2015年1月末時点の円安がどこまで続くか、その目途を考えましょう。FX通貨ペア分析:豪ドル/米ドル(AUD/USD)で使った分析方法を使いましょう。下のチャートをご覧ください。



初めにある程度上昇し、その後反落。そして、始めの上昇幅と同じ長さだけ動くと仮定して赤線を引きました。すると、2015年1月末現在の為替レートと赤線の先がほぼ同じ位置に来ていることが分かります。すなわち、この分析方法で設定した目標値が達成されたということです。この分析方法においては、目標値達成後の値動きについて示唆するものはありません。これからも上昇を続けるかもしれませんし、反落するかもしれません。

アメリカ合衆国の政策金利が2015年中に引き上げられようかという情勢ですが、これを手がかりに為替レート推移予想を書いた記事を掲載していますので、関心のある方はそちらをご覧ください。

→ アメリカの政策金利が上がると、ドル円(USD/JPY)はどうなる?


さて、チャート分析とは異なりますが、面白いことがありますので、ここでご案内しましょう。財務省・日銀による市場介入です。2011年頃にUSD/JPYが円高になり過ぎないよう、巨額の米ドル買い市場介入をしました。2011年より前にも、同様の理由で米ドルを買っています。巨額のドル買いをした時点をチャートで確認しますと、以下の通りです(赤丸部分)。



もうお分かりだと思いますが、財務省・日銀はUSD/JPYの取引で超巨大な含み益を抱えています。しかし残念なことに、これを反対売買して利益を得ることが難しいです。利益を得るとはすなわち、USD/JPYを売ることになります。USD/JPYを売れば円高になる可能性があります。日銀は消費者物価指数の前年比上昇率を2%にする目標を持っています。円高にすると目標達成が危ないかもしれません。

このため、含み益は巨大だけど・・・という、何とも言えない状態になっています。財務省・日銀の市場介入を捉えて利益を得ることについても、すでに記事化しています。関心のある方はご覧ください。
→ 日銀の市場介入でFXは稼げる?|USD/JPY(米ドル/円)
 

最後に、USD/JPYを取引できる口座の紹介です。FX通貨ペア分析:米ドル/円(USD/JPY)その2(40年長期チャート) で既に2つご紹介していますが、それらと同様に、0.3銭という極めて狭いスプレッドを提供している口座はまだほかにもあります。

JFXとGMOクリック証券です。下のバナーから、各口座の詳細をご確認ください。
   
→ FX通貨ペア分析:USD/JPY(米ドル/円)その1(40年長期チャート) 
→ FX通貨ペア分析:米ドル/円(USD/JPY)その2(40年長期チャート)  

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著者情報

ゆったり為替
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない「ゆったりトレード」です。 FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。ゆったり為替が日々更新しているブログは、こちら【FXゆったりトレード派】http://yuttari-fx.com/

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